雨はコーラが飲めない

忘れられないタイトルだ。

雨が降るたびに思い出す。

読んだのは一度きり、20年も前なのに。(20年も経つなんて・・・)

どうしてこんなタイトルが書けるのだろうと思う。

ずば抜けたセンス、としか言いようがない。

 

雨の中iPhoneに入れた音楽をシャッフルでかけていると

雨の歌ばかりが続けて出てきた。

気象情報とか察知して出す仕組みなのか?

落ち込んだ時に大好きな曲を出してきたりするし本当にすごい奴だ。

 

雨と洋楽が繋がっているように感じるのは

おそらく掲題の本のせいでもあって

むしろそのおかげで、というところ。

さらには多感なお年頃の時分に出会った人の影響が大きい。

 

思い当たる人は2人。

2人とも「友達」という永遠の関係におさまっている。

「恋人」は終わりがくるけれど

「友達」は終わりがこないというのがいいところで

私は最良の選択をしたと常々思っている。

自信がなくて踏み出せなかったとか

うまく寄り添えなかったとか

あの時の未熟な自分万歳である。

おかげさまで永遠の地位を手にしたので

未だに年に数回とはいえ連絡を取ることができる。

日常に忙殺されそうになって心が瀕死状態になったとき

支えてくれるのはこの「友達」であることは間違いない。

気軽に会えるわけではないけれど、十分なほど私の中に存在する。

 

雨の日は、そんな思いにふけってしまう。

嫌いではない。